女性管理職の栄光と悲惨 6
西ドイツなどの先進諸国の経済発展のパターンをみても、ある程度の段階に達すると製造業は成長力を失い、むしろ、第3次産業の方が雇用吸収力も成長力も大きくなっていきます。
日本でも昨今は「文化の時代」だとか、「モノから心へ」とかの声がきかれますが、現在の日本経済はアメリカなどに比べればまだ物財の生産中心に経済社会が成り立っています。
非製造業部門の成長は、まだその緒についたばかりです。
ところが、非製造業部門こそ女性の特性の生かしやすい分野なのです。
1979年に女性重役誕生で話題になったデパート業界は、社員も顧客も女性ばかりといってもいいほどの業界です。
なぜ、今まで女性の管理職、経営者がいなかったのか不思議なくらいです。
このような分野では顧客と同じ体験をもち、顧客の身になって考える女性らしい心遣いや、主婦や母親としての体験がものをいいます。
ニューヨークには、バイヤーからマネージャーまで女性で運営しているデパートさえあるといいます。